要約筆記とは

要約筆記とは

要約筆記は聴覚障がい者のコミュニケーション方法のひとつです。聞こえてくる音声をその場で文字にして伝えます。話すスピードは文字にするスピードより速いので、話に遅れないように内容を要約して伝えています。

手話があるのでは?

聞こえない人のコミュニケーション方法は”手話”だと思われがちですが、人生の中途で聞こえなくなった人や難聴の人の中には、文字でのコミュニケーションを望んでいる人も多いのです。文字による情報(情報保障)を利用することで社会参加の機会を増やすことが可能になります。

こんな時にこんな方法で

聞こえにくい人、聞こえない人の社会参加と自立のため要約筆記者はいつでもどこでも出向き支援します。病院の受診や健診、役所等での諸手続き、学校の懇談会を始め、会議、研修会、講演会など、必要に応じて派遣を依頼できます。

障害を持っていない人と同じように情報が得られる環境を提供(情報保障といいます)するための方法として、個人には「ノートテイク」、参加者(会場)全体には「全体投影」という方法があります。

「ノートテイク」は、専用ノートテイク用紙やホワイトボードに「手書き」するものと、パソコンを用いて「画面に表示」するものがあります。

「全体投影」は、OHC(オーバー・ヘッド・カメラ)上で手書き、またはパソコンで入力した文字を「プロジェクター」でスクリーンに大きく映し出します。

現在ではコロナ禍でも多くの派遣を行い「遠隔要約筆記」での対応も確立しています。